新井健歩


1988年8月22日、アメリカ・サンタモニカ生まれ。戸塚幼稚園在園中には作曲家・大家百子氏の園歌に親しみ、遊びや思索、興味のままに没頭できる幼少期を過ごした。
桐朋学園大学作曲専攻に進学し、独自の視点から枠にとらわれない創作に取り組んだ。2012年に芥川作曲賞を受賞、同財団からの新作委嘱により2014年には新日本フィルによって《TACTUS》が初演された。
自分のアイディアを形にして人と分かち合い、未来へと広げていくことがライフテーマ。
ピアノを習うことが、「上達のための努力」や「基礎の反復練習」だけに縛られてしまうのは、もったいないと思います。
音楽は、もっと自由な視点から、思うままに探求してよいものだと考えています。
私は、「先生と生徒」という関係性を超え、音や言葉にならない空気も含めて、まるで音楽そのもののように、一緒に探り、考え、試し、発見していける時間を大切にしています。